成分から選ぼう!髪の毛のお悩みに合わせたシャンプーの選び方
新しいシャンプーを選ぶ際、あなたは何を基準にして選んでいますか?
「いつもなんとなく選んでしまって、結局しっくり来ない」
こんな風に悩んではいませんか?そんな方に向けてこの記事では「髪の毛のお悩みに合わせたシャンプーの選び方」を解説します。
ぜひこの記事を読んで、あなたに合ったシャンプーを見つけ出してください。
シャンプーの役目
シャンプーには髪の毛と頭皮の汚れを落とし清潔に保つことで、フケやかゆみを抑える働きがあります。
シャンプーの主な成分は「水と界面活性剤」です。配合されている界面活性剤によって、シャンプーの特徴が異なります。
そのため「目的にあった界面活性剤が含まれているシャンプーを選ぶ」ことが、シャンプー選びのポイントです。
お悩み別のおすすめシャンプー
髪の毛のお悩みに合わせた、界面活性剤の種類は次の通りです。
◆敏感肌の方に
・石けん系
・アミノ酸系
◆オイリー肌の方に
・高級アルコール系
◆乾燥肌の方に
・アミノ酸系
・ベタイン系
◆ヘアカラーの退色が気になる方に
・タンパク系
シャンプーの種類ごとに詳しく解説!
先ほどお伝えした分類ごとのシャンプーの特徴を、詳しく解説します。
◆石けん系
石けん系のシャンプーは、アルカリ性で洗浄力が高いのが特徴。生分解性に優れていて、環境にやさしい点が他のシャンプーにはないポイントです。
ただしごわつき、きしみは感じやすいため、コンディショナーでカバーすることをおすすめします。
代表的な成分名
・石けん用素地
・石けん素地
・純石けん
・脂肪酸ナトリウム など
◆高級アルコール系
高級アルコール系シャンプーは、泡立ちが良く、洗浄力も高いです。
脱脂力も強いので、頭皮のベタベタが気になるオイリー肌の方におすすめのシャンプーです。
代表的な成分名
・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウレス硫酸ナトリウム
・ラウリル硫酸TEA など
◆アミノ酸系
アミノ酸系シャンプーは、弱酸性で低刺激のため、髪の毛のタンパク質を守りながら洗うことができます。
一方で、泡立ちや洗浄力は弱いため、頑固な汚れは落としにくいです。
普段はアミノ酸系シャンプーを使用し、整髪料をしっかり使用した日には洗浄力の高いシャンプーを使うといったように、使い分けるのも良いでしょう。
代表的な成分名
・ココイルグルタミン酸TEA
・ラウロイルメチルアラニンナトリウム
・ココイルグリシンカリウム など
◆タンパク系
タンパク系も弱酸性で低刺激なシャンプーです。髪の毛のタンパク質を補いながら洗えるため、ヘアカラーの退色を抑えながら洗える特徴があります。
カラーリングをしたばかりの方におすすめです。
ただしこちらも、泡立ちや洗浄力は弱いので、ハードな整髪料などは落としづらいことがあります。
代表的な成分名
・ココイル加水分解ケラチンカリウム
・ココイル加水分解コラーゲンカリウム
・ラウロイル加水分解シルクナトリウム など
◆ベタイン系
ベタイン系は、両性イオン型と呼ばれる界面活性剤を含んでいます。低刺激で安全性が高い一方で、泡立ちや洗浄力は弱めです。
代表的な成分名
・コカミドプロピルベタイン
・アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン
・ココアンホ酢酸ナトリウム
まとめ
シャンプーに含まれる界面活性剤の種類によって、シャンプーの洗い心地が異なります。
シャンプー選びに迷ったら、上記に示した成分を参考にして、肌の状態やカラーリング状況などに合わせたシャンプーを選んでみてください。
参考:日本化粧品検定1級対策テキスト コスメの教科書