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これぞ紫外線ダメージお肌の救世主!ナイアシンアミドとは?

「あれ?こんなところにしみってあったっけ?」

 

日差しが強い季節にたくさん浴びた紫外線。少し時間が経ってから肌へのダメージを感じる方も多いでしょう。

 

今回はお悩みの方も多いしみやしわの改善作用など、今注目の成分である「ナイアシンアミド」について解説していきます。

 

 ナイアシンアミドとは?

ナイアシンアミドはビタミンB群の1種で、ニコチン酸アミドとも呼ばれています。

 

ちなみに、たばこに含まれるニコチンとニコチン酸の構造は近いものの、ニコチンは有害物質である一方で、ニコチン酸は健康に生きるために欠かせない必須微量栄養です。

 

作用が全く違うため、ニコチンとニコチン酸が混同されないように、一般的にはニコチン酸ビタミンのことを「ナイアシン」と呼んでいます。

 

体の中でナイアシンアミドは、酸化還元反応を助ける補酵素として活躍しており、エネルギー合成に欠かせない存在です。

 

ナイアシンアミドが慢性的に足りない状態となると「ペラグラ」と呼ばれる欠乏症になってしまい、皮膚炎や胃腸障害、神経障害を起こしてしまいます。

 

 化粧品としてのナイアシンアミド

ナイアシンアミドは医薬部外品の成分として、厚生労働省が承認済みの成分です。

医薬部外品として認められた効果は3つあります。

 1. 保湿作用

 2.美白作用

 3.しわ予防

 

では1つずつ見ていきましょう。

 保湿作用のしくみ

ナイアシンアミドによる保湿作用は、肌の角質層におけるセラミド合成の促進作用によるものです。

 

セラミドは肌のバリア機能を保つために欠かせない物質です。ナイアシンアミドを肌に塗ると、セラミド量が増えるため、肌の水分量が増える効果が期待できます。

 

美白作用のしくみ

 

肌が紫外線を浴びると、メラノサイトと呼ばれるメラニンを作る細胞でメラニンが生み出されます。

 

メラニンはしみやそばかすの原因です。

 

メラニンはメラノソームという場所で貯蔵され、一定量が溜まると肌へと押し出されます。

 

健康な肌ではメラニンが作られても、肌のターンオーバーの過程でメラニンが押し出され、最終的には角質となりはがれていきます。

 

けれどもターンオーバーの乱れや、浴びた紫外線の量が多すぎると、色素沈着が起こりしみやそばかすとなるのです。

 

ナイアシンアミドは、メラノサイトでのメラニン生成を抑える作用と、メラノソームから肌へメラニンを送りにくくする作用で、しみやそばかすを防ぎます。

 しわ予防のしくみ

肌の構造において、表皮のさらに奥には真皮と呼ばれる部分があります。

 

真皮を構成する主要な成分の1つに、コラーゲンがあります。

 

コラーゲンは肌にハリを与えるのに必須の成分です。しかし紫外線をたくさん浴びた肌では、コラーゲン繊維が減少したり、繊維の構造が崩れてしまったりします。

 

すると、コラーゲン繊維が傷ついた箇所で支えを失ったように肌が沈みこみ、しわが出来てしまうのです。

 

ナイアシンアミドを塗布した肌では、コラーゲン合成が増えることによって、しわの改善につながるのではないかと考えられています。

 まとめ

 

ナイアシンアミドについての基礎知識と、3つの期待できる効果について解説しました。

 

ナイアシンアミドが持つ作用は、年齢を重ねるほどに多くの方が悩まされる、肌のお悩みを解決してくれる救世主と言えそうです。

 

肌に積み重ねた紫外線ダメージが気になってきた方は、ぜひナイアシンアミド含有の化粧品を試してみてくださいね。

 

参考文献

化粧品成分オンライン|ナイアシンアミドの基本情報・配合目的・安全性

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